2008年7月22日 (火)

「千里眼の教室」(松岡圭祐)

あらすじ:酸素欠乏症を引き起こす時限式爆発物を追い、名古屋の中心街をF1で疾走する臨床心理士・岬美由紀は最悪の事実を突きつけられる。それが高校に仕掛けられたと。そして残された時間は1時間を切っていると・・・。

今日もサクッと読めた。部分的に「バトル・ロワイアル」だったり「ぼくらの七日間戦争」だったりを思い出す感じだったなぁ。。 高校生たちの独立国は本当に、社会の縮図だった。これから自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の足で歩いて行動出来る人間になるであろう彼らに、素晴らしい未来がありますように。

「千里眼の教室」

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2008年7月21日 (月)

「千里眼 ミッドタウンタワーの迷宮」(松岡圭祐)

あらすじ:六本木に新しく建設されたミッドタウンタワーに美由紀の友人・由愛香がレストランをオープンさせることになった。ある日由愛香との約束に駆けつけた美由紀は、由愛香の様子がおかしいことに気付く。レストラン経営が順調だったはずの由愛香が、そのチェーン店のほとんどを閉店し、車まで売っていたのだ・・・。

今日もサクサク読んでまつw 中国関係者から苦情が出ないかしら、、って心配になるようなストーリーだったけど、面白かった!っていうかお友達のあばたさんも書かれてたけど、私もギャンブルってものには全く興味が持てない(むしろ嫌悪感がある)ので、由愛香にはイライラしたangry 友達が出来た美由紀、、喜ばしいことだけど、今作でも早速そうだったように、守る者が出来ることは弱さにもなる。。 願わくは今後この友情が、美由紀にとって弱さよりむしろ強さでありますように。。 しかし美由紀は偉いよなぁ。自分に不誠実な人間に対しても誠実であり続ける、、、私には無理だな。そんなに器、大きくないっちゃcoldsweats01

「千里眼」

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2008年7月20日 (日)

「千里眼の水晶体」(松岡圭祐)

あらすじ:戦後長らく忘れ去られていた旧日本軍の生物化学兵器。高温でなければ活性化しないはずのウイルスが、折からの気候温暖化により暴れ出した!罹患から死に至るまでわずか数十時間。感染した友の命を救うために、岬美由紀は唯一の手がかりを求めてハワイ・オアフ島へ飛ぶ。ワクチンを手に入れることはできるのか・・・。

しつこいようですが、、本当に、すぐに読めちゃいますcoldsweats01 気候温暖化、冥王星の惑星除外、、相変わらず時事ネタが見事に取り入れられたストーリー展開だったり、伏線ありきだったり、今回も面白かった。この話によって、不潔恐怖症の人が現実に少しでもいい方向に向かうといいなぁ。。 自己愛性人格障害、、私もそういう人、知ってまつcatface 「なにかが壊れることによって争いは始まる。橋とか、鉄道とか、あるいは均衡だったり、秩序だったり、友情だったり・・・」という言葉が心に残った。「原因を無に帰することができるのなら、そうしておいたほうがいい」、本当に。

「千里眼の水晶体」

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2008年7月19日 (土)

「千里眼 ファントム・クォーター」(松岡圭祐)

あらすじ:岬美由紀の元にロシア大使館より使いが。チェチェン難民支援の要請だった。時を同じくして、自衛隊からは日本を狙うステルス兵器の存在を明かされ、対策チームに入るよう要請される。傲慢な防衛省の態度に反発を覚えた美由紀はチェチェン行きを決行。しかし空港へ向かう途中で何者かに誘拐され、ファントム・クォーターと呼ばれる中世ヨーロッパ風の奇妙な街に連れ込まれる・・・。 

う~ん、やっぱりなんだか読み応えがないなぁ。すぐに読めちゃう。。 あ、面白くないワケじゃないんですよcoldsweats01 美由紀がゲームのような世界に入り込んだり、ハリーポッターの”見えないマント”のような物質が本当に出来てしまったり、面白かったですよcoldsweats01 先日来の「選択的注意」に続き、「認知的不協和」も覚えた。心理学って興味深いね。。 インチキ占い師をやり込めたり、楽しみにしていたコンサートを諦めても香苗を見送りに行ったり、やっぱり美由紀はステキだshine

「千里眼」

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「千里眼 The Start」(松岡圭祐)

あらすじ:トラウマは本当に人の人生を左右するのか。両親との辛い別れの思い出を胸に秘め、航空機爆破計画に立ち向かう岬美由紀・・・。

小学館から角川書店へ移っての「千里眼」新シリーズ。・・・個人的な好みから言えば、小学館文庫の方が好き(文字フォントやら、バランスやら)だったんだけどなぁ・・・(角川は、なんというか、軽い感じなのよねー。良く言えば読み易い、悪く言えば読み応えがない)。時代の流れ故、前シリーズで得ていた心理学的情報が覆されるのは、戸惑うけれど致し方ない。美由紀が臨床心理士になる理由も、友里への憧れからだと思っていたのが、本作では違う。。 やっぱり、続編というよりはあくまで新シリーズとして読むのが正解かも。美由紀は、自分の持つ特殊な能力(眼の動き等で、人の心理状態が読める)に戸惑うけれど、誰でも多かれ少なかれ経験的に獲得出来るかも、と思うこともある(もちろん美由紀は段違いにスゴイんだけどさ)。私も、付き合いの浅い人は分からなくても、ある程度知ってる人だったら分かることあるもんなぁ。あー、こいつ嘘ついてんな、ってのは特に。ちなみに、痛いところを指摘されると逆ギレもしくは逃げる人間ってのは最低ですねー。・・・おっと話がズレた。それにしても美由紀ってどうして、本当にいい相手に巡り合えないのか・・・悔しいなぁangry

「千里眼」

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2008年7月17日 (木)

「普通の愛」(尾崎豊)

BOOKOFFの100円コーナーで買って、まぁ正直全く期待せずに読んだんだけど、そのワリには(だからこそ?)意外と普通に面白かった。ヘタな作家よりはいいかも。私的には”懐かしの映像”的なTVでしか見たことない人だけど、才能というかオーラというか、何かあったんだろうなぁ~。「変貌それは距離。それが愛情。愛情は変貌とのレースだ」「大人になることって、もしかしたら嘘でもいいから人を元気づけることかもしれない」ってとこがよかった。余談だけど、実際にドラッグやってないと書けないよな~と感じる表現も。。

「普通の愛」(尾崎豊)

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2008年7月15日 (火)

「神様のボート」(江國香織)

あらすじ:昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。必ず戻るといって消えたパパを待ちながら、ママとあたしは引越しを繰り返す。「私はあのひとのいない場所にはなじむわけにはいかないの」「神様のボートに乗ってしまったから」・・・。

あー、久々に江國作品を読んだけど、相変わらずの不思議な世界。解説に「恋愛の静かな狂気に囚われた母・葉子と、その傍らで成長していく娘・草子の遥かな旅の物語」とあるが、正にそのまま。あのひとと再会するために引越しを続けなければ・・・と思い込んでいる葉子の姿は、美しいともいえるけど、痛々しかったなぁ。でも、人がああいうふうに、何かに囚われてしまう、っていう状態はよく分かる。誰でも多かれ少なかれ、何かに囚われることってある。他人から見れば迷信・妄信でしかないことなのに、本人にとっては大真面目に現実だから厄介だったり。私は基本的に占いやら神やら一切信じない超現実派だけど、それでもウッカリ自分だけの迷路にハマったこともある。。 人間って不思議だね。

「神様のボート」

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2008年7月14日 (月)

「千里眼 背徳のシンデレラ」全2巻(松岡圭祐)

あらすじ:耐震強度偽装をめぐる事件に仕掛けられた罠を看破したとき、岬美由紀は新たな陰謀の種を発見した。そこにはかつて日本を震撼させた天才女テロリスト友里佐知子の後継者・鬼芭阿諛子の壮絶な復讐が待っていた・・・。

長さもだけど、内容としても過去最高級の長編だったかも。。 途中ずっと美由紀の存在を忘れてたくらい、友里佐知子の一生が記録された日記はすごくすごく読み応えがあった。ハマった。図らずもマリオンやダビデの若き日の姿も垣間見ることが出来たし。友里も阿諛子もこれまではただ唾棄すべき存在としか思っていなかったが、ああなるには理由があったわけで、ある意味犠牲者だったのかと思うと気の毒な気も。。 惨劇は止められなかったけれど、美しくも哀しいラストになってしまったけれど、全てを正しい方向に導いてくれた美由紀に敬意を。・・・千里眼シリーズ、やっぱやめられない!何年か後にもう1度、読み直すのも楽しいだろうなぁ。。 ちなみにこの文庫版、私にとって美由紀のイメージそのものの釈由美子が表紙でhappy01 やっぱりみんな、釈ちゃんがピッタリだと思ってるのね~。

「背徳のシンデレラ」

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2008年6月30日 (月)

「千里眼とニュアージュ」全2巻(松岡圭祐)

あらすじ:史上最大のIT企業が設置した”48番目の都道府県”萩原県。そこはニートと呼ばれる無職の人々や失業者たちが、生活費も支給されながら暮らす最先端の福祉都市だった。だが住人たちは悪夢にうなされている。炎、地獄の骸骨、そして金縛り。ニート天国・萩原県には巨大な陰謀が眠っていた。イラクから帰国するや、不可解な速達を受け取った臨床心理士・岬美由紀はふたたび混乱の渦中へ・・・。

いつもながら、度肝を抜かれるストーリーだ。ジンバテックの壮大な陰謀、ポカーンと口を開けて、成り行きを見守るしかなかった。。 膨大な量の髪の毛の使い道、そして実際に使われている場面の描写には、鳥肌立ったshock 美由紀と恵梨香のストーリーにも、大きな大きな展開があった。2人の人生が、やっと正しく交わった。前半、恵梨香の暴走的な気持ちが、分かってしょーがなかった。どーせ私はダメな人間だもん、生きてたってしょーがないじゃん、死ねないから生きてるだけじゃん、的な恵梨香を、それはそれでいいじゃん、って受け入れる私がいた。でも播山を見てて、やっぱそーいうのダメじゃん、っていうかカッコ悪いし・・・って思った。美由紀の「人間が個々それぞれに思考も価値観も違うことを理解せず、世間というひとくくりでものを見て、非難を浴びたら社会全体を逆恨みする。たとえ妻子であっても自分に甘く接してくれることだけしか望まない。他人の気持ちを考えずに自分の本能に従っていても愛されるなんて状況は、子供のうちに親が注いでくれる愛情ぐらいのものなのに、その状況こそが理想と考えて、著名になって崇められることに執着する。呆れるまでに自分勝手な人だわ」という叱責に溜飲を下げた。・・・えっと、だから結局は、恵梨香が変わってくれて嬉しかった。「時間が記憶を薄らがせていくことを望んだこともあった。一方で、過ぎゆく時間を恐れたこともあった。いまはそのどちらでもない。幸せも辛さも、同じ時間のなかで共に歩んでいく永遠の伴侶のようなものだ。いずれかひとつだけを選んで受けいれることは許されない。切り捨てることもかなわない。いつもわたしとともにある。そして、だからこそ成長がある。責任を果たして、明日へと歩んでいくことができる」・・・清々しい青空のようなラストだった。 あ、余談だけど、美由紀の携帯着メロがTinaの「迷路」っていうのはちょっと嬉しかった(私もスキーhappy02

「千里眼とニュアージュ」

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「犬と私の10の約束」(川口晴)

あらすじ:あかりが12歳の時、子犬のソックスがやって来た。母はあかりに「犬を飼う時は、犬と10の約束をしないといけない」と語る・・・。

オカンより借り読み。「私にも心があることを忘れないでください」「あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません」「どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを」・・・犬と私の約束、ではあるけれど、人と人の約束としても大いに通じるところがあった。大切な気持ちを教えられた。自分で請うて手にした犬や人や物を、最後まで責任持って大事に出来ないような人間にはなりたくないですね。。 私自身は犬を飼ったことはないけれど、とても伝わるものがあった。飼っている人には特にお薦めしたい1冊!

「犬と私の10の約束」

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2008年6月25日 (水)

「千里眼 トランス・オブ・ウォー」全2巻(松岡圭祐)

あらすじ:混乱の続くイラクでまたしても発生した日本人人質事件。4名の人質のPTSDを考慮した政府は、現地に臨床心理士・岬美由紀を派遣。武装勢力の衝突の渦中で取り残された美由紀は、銃口を前に「戦争は必ず止められる」と説くが・・・。

いや~、今回も面白かった。考えさせられたし、ためになったし、感動した。どうしてこんな壮大な話を、まるで本当に目の前で見て来たかのように鮮やかに書けるのか・・・。やっぱり松岡圭祐自身が千里眼だ。松岡ワールドの他の話との絡みもスゴイ。思いもかけないところで一ノ瀬恵梨香の名前が出て来たり、「千里眼の死角」の最初でディフェンダーシステムにやられたはずの男が現れたり、本当に驚くことばっかりだった。ハッサンが美由紀を表した「孤独は弱さではなく強さだ。失うものがないのだから、恐れを知らずいかなる困難にもひとりで飛びこんでいける」という言葉も、分かるなぁ。。

「トランスオブウォー」

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2008年6月16日 (月)

「ヘーメラーの千里眼」全2巻(松岡圭祐)

あらすじ:航空自衛隊の演習中に発生した未曾有の過失事故。事故を起こしたのは戦闘機の精鋭パイロット・伊吹直哉だった。かねてからの麻薬密輸船の領海侵犯に加え、国家の威信に重大な波紋が生じ、頭を抱える防衛庁。かつての恋人でもある伊吹を守るため、岬美由紀は航空自衛隊基地に帰還。そして彼の精神鑑定に乗り出すのだが・・・。

自衛隊基地に入り込んだ少年が演習中のミサイルで死んだ可能性が・・・という衝撃的な事件に始まった話、とても興味深かった。上下2巻、先が気になってあっという間に読んじゃった。現在のストーリーだけでなく、美由紀の「愛と青春」時代を知る貴重なストーリーでもあった。当たり前だけど、美由紀も、普通の女の子だったんだな。。 こんな過去を経て、今の美由紀が出来たんだ、納得。しかし美由紀は魅力的な人間なんだけど、キレやすい性格だけはもうちょっとなんとかならんもんかね・・・(まぁアタシに言われたくないだろうけど。苦笑)。TVに八つ当たりして壊すとこは、本当に嫌だったなぁ。。 余談だけど、アルタミラ精神衛生は、あの企業の如く巨大な敵になるのかと思ったら、、案外ただのバカだった、拍子抜けcoldsweats01

「ヘーメラーの千里眼」

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2008年6月11日 (水)

「カウンセラー」(松岡圭祐)

あらすじ:家族四人惨殺。突然の惨劇が小学校の女性教諭・響野由佳里を襲う。その凶悪な犯行は13歳の少年の手によるものだった。法の壁で守られる重犯罪少年への憤りと憎悪を抑えきれない由佳里の心の中に宿った決意は・・・。

数日前に秋葉原で「誰でもよかった」殺人が起きたばかりというこの時に、この本を手に取ったのは偶然。でも改めて、不確かな動機による殺人に対する恐怖とやり場のない憤りという感情を覚えることになった。ネタバレになるが、登場人物の祖父母と孫2人は、自転車を自宅車庫の前に駐輪放置しようとした少年を祖父が注意したことで、逆ギレした少年のナイフで惨殺されることになった。それだけでも悔しすぎるのに、少年は13歳ということで無罪、、納得出来る方がおかしい。法が助けてくれないなら自らの手で復讐を、と考えた由佳里の気持ちはむしろ当然、、とは言うものの、それはまた法に背くことであり、、、結局何が正しい裁きなのか分からない。とりあえず、壊れていく由佳里を救ってくれた嵯峨に感謝する。

「カウンセラー」

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2008年6月 7日 (土)

「イリュージョン マジシャン第Ⅱ幕」(松岡圭祐)

あらすじ:少年の名は椎橋彬。家庭に恵まれず、唯一の趣味であるマジックだけが心の拠り所。両親に絶望し家を飛び出した彬は東京へ向かった。”万引きGメン”の活躍を知った彬はそこで悪魔的閃きを。マジックの知識で万引きを見破ることは容易い、つまりそれは万引きそのものも・・・。

マジシャン里見沙希シリーズ、とはいうものの、長編のほとんどが彬についてのストーリーだった。犯罪に流れていく、そしてそれを自分の中で正当化しようとする少年の心理、相変わらず見事だった。沙希の誠実な言葉が、舛城の「きみは人より優れているわけじゃない。劣ってるわけでもない」という言葉が、彬に伝わってよかった。1年後の2人が幸せでよかった。舛城とジーニー店主の〆も、オサレだったsmile

「イリュージョン」

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2008年6月 6日 (金)

「夜にその名を呼べば」(佐々木譲)

あらすじ:1986年10月、ベルリン。欧亜交易現地駐在員の神崎は、親会社の共産圏への不正輸出が発覚し証拠湮滅を図る上層部の指令で命を狙われる。殺人の濡れ衣まで着せられた神崎は壁を越えて東側へと亡命、そのまま消息を絶つ―。それから5年、事件関係者たちに謎の手紙が届き、全員が雨の小樽へと招き寄せられ・・・。

ミノルンより借り読み。う~ん、佐々木譲も面白いなぁ。・・・しかし悔しい話だった。どうして弱い立場の人間を捨て駒にして平気なんですか?立場や権力を笠に着ての弱い者苛め、許されるはずがない。そして正当な手段での反論が認められない状況に落とされたら・・・そりゃぁこういうことになるでしょう。正論なんか知らん、私は”殺人者”たちに復讐が成し遂げられたことを喜ぶ。そして神崎さん、後はもう、安らかに。。

「夜にその名を呼べば」

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2008年6月 5日 (木)

「熱波」(今野敏)

あらすじ:内閣情報調査室の磯貝竜一は、視察で沖縄を訪れた。米軍基地の全面撤去を前提にした復興計画が進む沖縄で、磯貝は沖縄知事の屋良と補佐官の比嘉に出会う。沖縄独立論者と噂される比嘉。彼の行動が気になり始めたある日、磯貝は台湾マフィアに拉致されそうになる。沖縄で何が起きようとしているのか?

ミノルンより借り読み。・・・なんだか、ある意味これまでで一番考えさせられる今野敏作品だったかもしれない。同じ日本人(←と、そもそも単純に思っていた。。)でありながら、沖縄のこと、沖縄の人の気持ち、全く分かってなかったなぁ。心情的にも、地理的にも、沖縄の目線で見ると、世界は違うんだなぁ。。 そういうことに興味を持たせてくれた事件だった。

「熱波」

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2008年6月 3日 (火)

「千里眼の死角」(松岡圭祐)

あらすじ:原因不明の人体発火現象が世界各地で多発。事態の深刻さに気付いた嵯峨敏也は真相究明のため、旧知の元航空自衛隊パイロット・岬美由紀に協力を求める。恐怖の事件の陰に、メフィスト・コンサルティングの巨大な世界統治の謀略が横たわっていた・・・。

謎の人体発火事件に、いきなり引き込まれた。シンシア妃を救った嵯峨の適切な行動、見直した!そして事件は美由紀を巻き込み、単純にコンピューターの暴走かと思えば、メフィストが糸を引いていたり、、とても読み応えのある1冊だった。メフィストとの最終(だよね?)対決、思わぬところで”ミドリの猿”の正体を耳にしたり、ダビデをちょっと好きになったり、面白かった。そして世界規模の問題と同時進行したもう1つの話、美由紀の恋・・・もどかしかったなぁcoldsweats01 嵯峨の言うことはもっともだけど、、でもやっぱ不満!この唐変木!!bearing って、すっごい不本意なラストになるのかと思ったら、みんな集まってくれて、、私まで嬉しくなった。美由紀、ガンガレ。今でも充分魅力的だけど、でももっと強く、もっと優しく、もっと大きくなーれ。物語の途中、美由紀の自殺は衝撃的だった、けれど理解出来る話だった。人は、嫌われたり憎まれたりすることよりむしろ、自分を「必要のない人間」と思わせられることで、生きる意志を失う。。 危なかったけれど、嵯峨の適切な言葉が美由紀を救って、嬉しかった。唐変木だけど、、とりあえず礼を言っておくかbleah

「千里眼の死角」

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「ブラック・ジャック・キッド」(久保寺健彦)

あらすじ:手塚治虫の名作「ブラック・ジャック」をこよなく愛する小学生の和也。患者を探して団地を駆け回る毎日にも、否応なく現実ってやつが影を落とす。両親の離別、転校、いじめ―。そんな和也に、少女マンガに夢中の宮内君と、眼鏡を外すと超綺麗な泉さんという親友ができて・・・。

会社で借り読み。第19回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作、だそうで。・・・う~ん、まぁ、普通?中盤くらいまではワリと面白いんだけど、後半でダラダラしてきて飽きた。BJを始めとするマンガマニアにはクスリと笑える箇所も何度かあるけど、ストーリーとして特にスゴイとは感じなかったcatface まぁ私がファンタジー系は得意じゃない、ってだけかもしれませんが。。

「ブラックジャックキッド」

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2008年6月 1日 (日)

「蒼い瞳とニュアージュ」(松岡圭祐)

あらすじ:ギャル系ファッションで身を包んだ異色の臨床心理士・一ノ瀬恵梨香。新宿歌舞伎町雑居ビル火災の生き証人となった風俗店の女性たちとフランクな口調で対話する恵梨香に、内閣情報調査室の宇崎俊一は衝撃を受ける。そして宇崎は、日本列島を震撼させる手製爆弾テロを阻止するため、彼女に協力を求める・・・。

思いがけず、新キャラ登場!恵梨香ちゃん、こりゃまた強力キャラで・・・でもワリと最初っから好き系だった。彼女の言動や格好には何らかの理由があるのだろうとは思っていたけど、予想以上の重い過去を背負っていた。。 恵梨香の気持ちを、ただの自殺願望ではなく、「(人を)信じたい気持ちと、信じられない気持ちとが絶えず葛藤を繰り返している。きみは人のために死ぬことで、辛い人生に別れを告げると同時に、かつてきみを産んだ両親の存在も無駄ではなかったと証明したいんだ」と言った宇崎、彼の言葉が恵梨香を生きさせることになり、嬉しかった。宇崎、正直途中まではイラッとするウジウジ君だったけど、見直した。途中で出て来たウザ医者なんかよりずっと、弱者の気持ちが分かる良いカウンセラーになれると思う。。 これからまた恵梨香ちゃんシリーズもあるのかな?楽しみにしておこう。

「蒼い瞳とニュアージュ」

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2008年5月30日 (金)

「警察庁から来た男」(佐々木譲)

あらすじ:北海道警察本部に警察庁から特別監査が入った。監察官は警察庁のキャリア・藤川警視正。藤川は、半年前に道警の裏金問題で証言した津久井刑事に協力を要請した。一方、札幌大通署の佐伯刑事は、ホテルでの部屋荒らしの捜査を進めていた。被害者は、すすき野の風俗営業店で死んだ男の父親だった。佐伯は、部下の新宮と事故現場に向かう・・・。

ミノルンより借り読み。また新たな警察モノだーsmile 捜査が2方向から進み、多くの登場人物たちの名前と立ち位置を把握するまでちょっと時間がかかっちゃったcoldsweats01けど、真面目に面白かった。またもミノルンより先読みなので多くは書きませんが、、警察内部のとんでもない不祥事だったり、何の罪もない一般人が犠牲になったりで、ワリとブルーになっちゃうところはあった。でも、ラスト1行で笑っちゃった。グッジョブgood

「」

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2008年5月29日 (木)

「千里眼 マジシャンの少女」(松岡圭祐)

あらすじ:休暇中の岬美由紀は吹雪で山頂に取り残された遭難者の救出に向かうが、現場に人影はなく雪崩に呑み込まれる。折しも政府は都知事の提唱したカジノ構想を実現すべくお台場に巨大施設を建設中だった。政府高官や警察官僚が招かれたオープニングセレモニーの日、数十人を超す武装勢力が施設を占領。VIPを人質に400億円と原潜引渡しを政府に要求した・・・。

700ページ近い長編だったけど、ワクワクドキドキで一気に読めた。読み終えてみたら、「千里眼」岬美由紀、「催眠」嵯峨敏也、「マジシャン」里見沙希の夢のコラボだったなぁhappy01 大いなるネタバレになってしまうので詳しくは書かないけど、この話は映像では成り立たない、小説だからこそ有り得る設定だったね。まぁ美由紀ファンなら誰でも、途中で「あれ??」って気付くよねsmile 「フランチェスカ。チャイニーズ・パスタ。伊藤洪庵」が嵯峨と蒲生に繋がった時は、嬉しくて楽しくて笑っちゃった。そしてラスト、お台場のあの娯楽施設が巨大カジノの残滓だった時は、もうビックリするしかなかったなぁ。松岡圭祐、恐るべし。。 余談だけど、警察のトップ三役は、勝手に「相棒」の官房室長・刑事部長・参事官の顔で脳内キャスティングしながら読んだ。ワリとピッタリで楽しかったw

「千里眼」

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2008年5月28日 (水)

「レッド」(今野敏)

あらすじ:環境庁の外郭団体に出向させられた元マル暴の刑事・相馬春彦は、ある日、山形県にある蛇姫沼の環境調査を命じられ、陸上自衛官の斎木明とともに戸峰町に赴く。だが、町の様子はどこかおかしい。何かを隠しているような町役場助役と纏わりつく新聞記者。そして沼からは、強い放射能が検出された・・・。

ミノルンより借り読み。久々の今野敏だhappy01 ミノルンがまだ読んでないので詳しくは差し控えますが、、これまでに読んだ今野敏シリーズとはまた趣が違う感じだった(ちょっと硬い感じ、かなぁ)。田舎町の地味なミステリーかと思いきや、政治問題有り、アクションシーン有りで、いやはや壮大な話になったeye

「レッド」

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2008年5月25日 (日)

「千里眼 岬美由紀」(松岡圭祐)

あらすじ:岬美由紀の言動をすべて看破する北朝鮮の謎の刺客・李秀卿が、身辺警護網を突破。その直後、日本海海岸で北朝鮮に拉致されたとみられていた少女・星野亜希子が思わぬ形で発見される。李の残した数少ない手がかりをもとに、美由紀は一路ニューヨークへ・・・。

続きが気になってガンガン読んだ。拉致事件の結末にはやられた・・・。そしてNYで、まさかあの事件がここで起こるなんて・・・。重く悲しい話だったけれど、美由紀と李に生まれた友情に、新しい気持ちに、喜びたい。

「千里眼」

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2008年5月23日 (金)

「千里眼 メフィストの逆襲」(松岡圭祐)

あらすじ:シーズンオフの日本海海岸。父親の目の前で、13歳の少女が忽然と姿を消した。海上には、時を同じくして北朝鮮の不審船が出没していた―。それから4年。北朝鮮人民思想省工作員と思われる謎の女が、岬美由紀の前に現れた。同時期、岬は奇妙な銃器事件に遭遇する。その陰には、かつて岬を苦しめた”メフィスト・コンサルティング・グループ”の密使の姿があった・・・。

話の設定もリアルだし、総理とか外相とかも実名で出てくるとこがスゴイよなぁ。。 自分の在り方に矛盾を感じ、迷い悩む美由紀の姿は、”千里眼”などではない一人の等身大の人間だった。相変わらず面白い。そして、、あー、またも続き物だったー。早く次巻「千里眼 岬美由紀」を読まなくちゃーdash

「千里眼」

本日のジョギング、いつものコース7.9km=47分。万歩計=17,591歩。

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2008年5月20日 (火)

「千里眼 洗脳試験」(松岡圭祐)

あらすじ:東京・奥多摩山中に忽然と出現した白亜の六角形の建造物。それは主宰も目的も不明な謎の自己啓発セミナー”デーヴァ瞑想チーム”のものだった。岬美由紀は、そこに4000人の人質が捕らわれ、爆弾テロに脅かされていることに気付く。その中核にはカルト教団教祖としてかつて日本を震撼させたあの女の存在があった・・・。

前作(運命の暗示)のラストでチラ見せされてた場面から始まった。やっぱり、例のあの人は生きていた・・・。そしてストーリーは、京都上空でのプロペラ輸送機の暴走と、とある高校での生徒による人質立てこもり事件から始まった。いずれも緊迫した状況でありながら、嵯峨と美由紀がそれぞれに”らしい”活躍を見せてくれた。特に”稲垣吾郎”登場には笑ったhappy02 今回の話は、何度か”伏線”に感心させられた。忘れた頃にまた現れるキーワード(選択的注意集中、とか)、、いろんなことが必然なんだと思わされる。 今回も面白く読み応えのある作品だったけど、、ラスト、なんだか心の中を寂しい風が吹いた。。

「洗脳試験」

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2008年5月18日 (日)

「後催眠」(松岡圭祐)

あらすじ:嵯峨敏也は謎の女からの電話を受けた。嵯峨にとって、かつて催眠療法の教師でもあった精神科医・深崎透の失踪を木村絵美子という患者に伝えろ。女の声は一方的にそう指示し、電話は切れた・・・。

薄め(=短め)の本だし、「催眠」の続きっぽいし、一気呵成に読んでしまおう~!と思ったんだけど、、なんかちょっと傾向が違くて戸惑った。特に他の作品との繋がりは無い感じで、しかもなんかラブ系??ま、番外編ってことで?coldsweats01 ちなみに途中で、私も神経症的なところがあるなーと思った。そして、街角でよく見かける「神経症は治る」っていうポスターを思い出した。。 しかし嵯峨は、良くも悪くも人間的で弱いなぁ。。

「後催眠」

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「千里眼 運命の暗示」(松岡圭祐)

あらすじ:捕らわれた岬美由紀を救い出すため、嵯峨敏也と蒲生誠は東京湾唯一の無人島・猿島に向かう。しかしそこには既に、メフィスト・コンサルティングの罠が張り巡らされていた。中国15億人を一斉に操り日本侵攻に向かわせるメフィストの集団マインドコントロールのからくりとは?

「ミドリの猿」の続き。・・・本当に「ミドリの猿」でビックリしたcoldsweats02 それはさておき、想像を遥かに超えた壮大なスケールの話だったなぁ。長い年月をかけて、国民皆をゆっくりマインドコントロール・・・怖ろしい。でもそこを逆手に取っての美由紀のあのシーン、緊張感と不安が一気に吹っ飛んだ、最高に痛快だった!やっぱり美由紀はカッコイイhappy02 そして例のあの人は、えらくアッサリ片付けられた、、と思ったらラスト近くで再登場?やっぱり終わってない、んだよね?coldsweats01

「運命の暗示」

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2008年5月16日 (金)

「7億稼ぐ企画力」(平田進也)

会社後、書店と、治療院へ。今日は走りたかったのに、先生に「今日はやめときましょうね」って言われた・・・ううぅcrying 黙って走ったろか、、と帰宅後5回ぐらい思ったけど、ガマンして読書タイムにした。

本日発売。お馴染み、日本旅行のカリスマ添乗員・平田進也さんの本。・・・先週会ったばかりの人が表紙で微笑んでいるというのは、なんだか不思議な気分smile サックリ読めた。平田さんらしい本だった。「7億稼ぐ企画力」、、私は商売人では全くないけれど、生き方として役に立つ言葉があった。皆さんも是非読んでみて下さいねー。 個人的には、今では大の仲良し・T本さん&O本さんと知り合ったあの日の写真も掲載されてて、嬉しかった。。

「」

本日の万歩計=9,193歩。

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「千里眼 ミドリの猿」(松岡圭祐)

あらすじ:嵯峨敏也は悪夢にうなされていた。多重人格と判断した入絵由香の恐るべき夜叉の顔をまのあたりにしたからだ。ミドリの猿、その言葉の真意は?嵯峨はかつての恩師・倉石を連続変死事件の犯人と疑い極秘調査に乗り出した。一方、いまや『千里眼』の異名をとるの至った岬美由紀は、見えざる敵の存在を察知する・・・。

「催眠」と「千里眼」の世界が合体した!深いなぁ~。・・・はいいんだけど、このシリーズの読み方、「催眠」→「千里眼」→「千里眼 ミドリの猿」で合ってるの?「催眠」にも「千里眼」にも出て来なかった(と思う)話がサラリと出て来る(連続変死事件だったり、嵯峨の自殺事件だったり?)んだけど、もしかして私は「ミドリの猿」の前に何か読むべき作品を飛ばしてる?それとも私の洞察力の問題?? そしてこの作品、この1冊で完結してなかった。美由紀は、嵯峨は、由香は、知美は、どうなるのか??とても気になるところで終わってしまったので、早く先へ進みたいと思います。。 (でもその前に、この前に読むべき作品は無い??)

「千里眼」

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2008年5月13日 (火)

「鑑識・米沢の事件簿~幻の女房~」(ハセベバクシンオー)

あらすじ:爆弾テロ予告事件が起こった東京ビッグシティマラソン。鑑識官・米沢守は、そのマラソンの参加者に、自身の逃げた女房を見つけてしまう。特命係の杉下右京、亀山薫が犯人を追うなか、逃げた女房の行方を捜していた米沢は、その女性が変死体で発見されたという知らせを受ける・・・。

ハタピーより借り読み。「こんな本がありましたよ。お先にどうぞ」と、右京さんのように紳士的に貸してくれたhappy01 映画のストーリー後半と同時進行で進む、米沢守ストーリー。ハタピーがまだ読んでないから詳しい内容は書かないけど、、米沢さん、大活躍だよhappy02 もちろんお馴染みの皆さんも時々チラリと顔を出してくれるし、ワクワクする。せっかくだから、「裏相棒」ロングバージョン的に、映像作品も作ってほしい~。

「鑑識」

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2008年5月12日 (月)

「催眠」(松岡圭祐)

あらすじ:ある嵐の晩、ニセ催眠術師・実相寺則之の前に突然現れた色白の女。稲光が走り雷鳴がとどろく中、突如女は異様にかん高い声で笑い出し、自分は宇宙人だと叫び始めた。肝を潰す実相寺の前で、その女が見せた異常な能力とは?そして女の前に現れた東京カウンセリング心理センターの催眠療法科長・嵯峨敏也が見抜いた女の秘密とは?

ということで、順番が逆になったけど、オリジナル版も読んでみた。・・・難しいことは分からんけど、きっと「完全版」の方が普通にスゴイんだろうけど、私はこのオリジナル版の方がイイと思った。由香を「治る」と言ってくれて、嬉しかった。こっちの結末の方が、好きだった。・・・とりあえず私は基本、松岡シリーズはオリジナル版で読んで行くことにしようと思う。

「催眠」

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2008年5月11日 (日)

「催眠 完全版」(松岡圭祐)

あらすじ:インチキ催眠術師の前に現れた無気味な女性・入絵由香。突然大声で笑い出しては、自分は宇宙人だと叫ぶ彼女が見せる予知能力は話題となり、日本中のメディアが殺到した。その頃、二億円もの横領事件の捜査線上には、ある女性が浮かび上がっていた。臨床心理士・嵯峨敏也が催眠療法を駆使して見抜いた真実とは?

本当は元々の作品を先に読みたかったんだけど、完全版が先に手に入ってしまったので、ついつい・・・。Wiiとか、そういう小道具が21世紀風になってるのは想像がつくけど、ストーリー自体はどこが改訂されてるのか?? 途中、先日「千里眼」で出て来たあの人の名前もさり気なく出て来たけど、これは元々なのか?とりあえず、早くオリジナルの「催眠」を読んで、比べてみたい。。 ちなみに今回のラストは、なるほどだった・・・(映像ではなく本だからあり得るタイプの結果だった)。

「催眠」

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2008年5月10日 (土)

「夢をかなえるゾウ」(水野敬也)

ナベッチより借り読み。夢をなくしたサラリーマン・僕と、関西弁を喋るゾウの神様・ガネーシャが繰り広げる、話題の実用書的エンターテイメント小説。ガネーシャが自分自身で言っていた通り、ここに書かれている内容は決して目新しいことではない。でもなぜかガネーシャと僕を通すと、これまでに読んだ言葉よりもスッと心に入って来る。言葉じゃなくて、感覚的に伝わるっていうか。。 「『すべての責任は自分にある』。他人が起こす出来事、身の回りの環境で起きる出来事は全部自然の法則どおりに発生しとる。だとしたら自分が望む結果を出すには、自分を変えるしかあらへん」 「どれだけ人を幸せにできるか、そのことにどれだけ喜びを見出せるか。それこそが、たった一つの成功の秘訣」 「何にでもええから、感謝するんや。足りてない自分の心を『ありがとう』て言葉で満たすんや」・・・私も、傍にガネーシャがいると思って生活しなくちゃなぁ。そしてしっかり、やりたいことをやろう。。 「僕」の語るラストにちょっとジ~ンと来て、更にガネーシャの最後のセリフで、、なんか嬉しくて泣きそうだった。

「夢をかなえるゾウ」

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2008年5月 8日 (木)

「千里眼」(松岡圭祐)

あらすじ:横須賀基地から突如、最新鋭のミサイルが都心に向けて発射された。着弾を阻止するには10桁のパスワードを解読しなければならない。最強のカウンセラー・岬美由紀が解読にかかる。一方、千葉の南房総では巨大な観音像に魅せられる不審な少女の姿があった。その陰には世界を震撼させる”催眠”の罠が待ち受けていた・・・。

ハラハラ、ドキドキ、、これまた先が気になってどんどん読めちゃう作品だった。面白いサスペンスというだけではない、ハンパない知識に裏付けされた内容で、読み応えがある。松岡圭祐、すごい作家だと再確認。 正義は勝つ!と言いたいところだけど、ラストおそらく教祖(あえて名前は書かないでおく)は逃げおおせたんでしょ。。 でもこれからの岬美由紀シリーズで、きっとなんとかしてくれるよね。人の心を裏切るような人間は、滅びるべきだもの・・・(っていうかそもそも、人間と呼ばれる資格すらないねgawk)。

「千里眼」

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2008年5月 7日 (水)

「バグ」(松岡圭祐)

あらすじ:「黒いコートの男が殺しにくる!」と叫び、小学6年の少年が自らの腹をナイフで刺す事件が起きた。その後、小中学生による同様の自殺未遂、事故が続出。事態を重く見た政府機関は、ゲーム会社フォレストの新製品・アクセラⅣに着目した。子供たちは事件前にこのゲームで遊んでいたのだ・・・。

長編だけど、先が気になってサクサク読める。いろんな要素が詰まってる1冊で、面白かった。異常事態の原因は、そしてそれを引き起こした犯人は・・・・・・なるほど、そうだったのかー。でも、動機がいまひとつ納得いかなかったなぁ。。 少年と津久井の問答も、頭ではなんとなく分かってるつもりだけど、私にはこういう考え方、感覚はないなぁ。。catface

「バグ」

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2008年5月 2日 (金)

「東京湾景」(吉田修一)

あらすじ:品川埠頭の倉庫街で暮らし働く亮介が、携帯サイトで知り合った”涼子”と初めて出会ったのは、25歳の誕生日だった。嘘と隠し事で始まったゲームの行方は・・・。

あー、なんか普通のラブストーリーを読んだなぁ、、って感じ? 月9あたりで映像化したらワリとハマりそうな話だったかもw →余談。今「w」って書いてて思い出した。先日NETニュースで読んだんだけど、「『www』とはなんでしょう?」って聞かれて「ワールドワイドウェブ」って答えるのはオッサンなんだってw 30代までの世代は「大笑い」「大爆笑」と答えるのが過半数だったらしいww

「東京湾景」

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2008年5月 1日 (木)

「ただ雪のように」(新津きよみ)

あらすじ:兄夫婦が交通事故で死んだ。10年前、家出同然で単身ニューヨークへ渡った高森真琴は、一人残された姪と暮らすために帰国する。”雪のように色が白い小さな白雪姫”小雪と名付けられた赤ん坊は12歳。人目を惹く美少女に成長したその姿を思春期の自分と重ね合わせた真琴が抱いた感情は・・・。

真琴の小雪に対する歪んだ愛情とも嫉妬とも呼べる感情、そしてそれに伴う言動、、そういう心理描写的ストーリーでよかったのに、なんか後半で無理矢理サスペンスになった感が・・・。それでチープになった気がして、ちょっと残念。

「ただ雪のように」

帰宅後、ジョギング30分。本日の万歩計=17,127歩。

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「ビート 警視庁強行犯係・樋口顕」(今野敏)

あらすじ:警視庁捜査二課・島崎洋平は震えていた。自分と長男を脅していた銀行員の富岡を殺したのは、次男の英次ではないかという疑惑を抱いたからだ。ダンスに熱中し、家族と折り合いの悪い息子ではあったが、富岡と接触していたのは事実だ。捜査本部で共にこの事件を追っていた樋口顕は、やがて島崎の覗く深淵に気付く・・・。

ミノルンより借り読み。警察モノでもあり、家族モノでもあり、面白く一気に読めた。でも”不祥事”そのものについて、且つそれを隠蔽することについては、警察モノとしては正直良いとは言いたくないなぁ・・・。家族話、人情話としては、分かるけど・・・。

「ビート」

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2008年4月29日 (火)

「スイートリトルライズ」(江國香織)

あらすじ:この日常に不満はない、と瑠璃子は思う。淋しさは人間の抱える根源的なもので、自分一人で対処するべきで、誰かに―たとえ夫でも、救ってもらえる類のものではない。瑠璃子と、2歳下の夫・聡。一緒に眠って、一緒に起きる。どこかに出かけてもまた一緒に帰る家。そこには、甘く小さな嘘がある・・・。

江國作品、久々に読んだ。うん、江國さんの香りだ。。 「テディベア」と「ソラニン(もしくはトリカブト)」が同居するスイートホーム、、フフフ、そんなもんでしょう。

「スイートリトルライズ」

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「天使の卵」(村山由佳)

あらすじ:19歳の予備校生の僕は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。ガールフレンドの夏姫に後ろめたい気持ちはあったが、僕の心はもう誰にも止められない・・・。

第6回「小説すばる」新人賞受賞作品、だそうです。特にどうということはないストーリーなんだけれど、なんというか自然に読める感じで、どこがというわけではないけどなんとなく好き、という感じ。。 ちなみにこの表紙から察するに、映像化されたのでしょうね?春妃=小西真奈美は、さぞピッタリだったことでしょう。。

「天使の卵」

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2008年4月28日 (月)

「震度0」(横山秀夫)

あらすじ:阪神大震災の前日、N県警警務課長・不破義仁が姿を消した。県警の内部事情に通じ人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか?本部長をはじめ、キャリア組、準キャリア組、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が複雑に交差する・・・。

ミノルンより借り読み。舞台、視点が次々に変わって行く、読みやすいとは言い難いが、面白い構成のストーリー展開だった。そして、人間って自分勝手だな~と思わずにいられなかった。最後に不破の奥さんも言ったけど、失踪した不破自身のことを心配する人はいなかった。不破が失踪したことで発生した問題にどう対処するか、どう隠蔽するか、そういう心配ばかりだった。。 ストーリーの最初に起こった阪神大震災もそう。不破のことで頭がいっぱいで、誰も震災のことなんか考えていなかった。読んでる私も、忘れていた。人間って、自分に関係のないことに対しては、こんなもんなんだろう。。

「震度0」

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2008年4月27日 (日)

「夜明けまで1マイル」(村山由佳)

あらすじ:憧れの先生と深い仲になってしまった大学生の僕。先生と生徒、おおっぴらにできないのは、それだけじゃない。マリコさんには夫がいるってこと。さらに問題は、僕はマリコさんに恋してるけど、彼女はどうなのかってこと。一方、バンド仲間で幼なじみのうさぎは、恋をしては泣きをみる恋愛下手。傷つくうさぎが僕には気になる・・・。

好きな人が出来るのは素晴らしいことのはずなのに、失うことを怖れるあまり弱い人間に、つまらない人間になっていく僕、、分かるだけに歯がゆいなぁ。。 「憎いとか、恨んでるとか、そういう攻撃的な感情はもうないの。ただ、何ていうか・・・赦せないの」というマリコさんの気持ちも、うさぎを受け入れられなかった直樹の気持ちも、それぞれに分かる。人はみんな弱くて、傷ついたり、傷つけたりしてしまう。悩んでも仕方ないことを悩んだりしてしまう。。 だからこそ最後の「この先出会うかどうかわかんない人のことをあれこれ考えるより、まずは、出会えた相手を大切にしなきゃと思うわけ。恋人とかに限らず、あたしに関わってくれる人みんな」といううさぎの言葉、いいなーと思った。当たり前に聞こえるけど、なかなか出来ない、出来てないと思いますよ?過去を、今を、大切に出来ない人間に、未来は無い。

「夜明けまで1マイル」

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2008年4月26日 (土)

「夜の果てまで」(盛田隆二)

あらすじ:2年前の秋からつきあっていた女の子から突然の別れ話をされた春、俊介は偶然暖簾をくぐったラーメン屋で、密かに『Mさん』と呼んでいる女性と遭遇した。彼女は、俊介がバイトをしている北大近くのコンビニに、いつも土曜日の夜11時過ぎにやって来ては、必ずチョコレートの『M&M』をひとつだけ万引きしていくのだった・・・。

長編。途中でなんか疲れちゃった。。 理解出来ないというか、多分、なんか不本意だったからgawk しかしストーリーとは全く関係ない箇所で、なるほどと思うことがあった。電車のホームや車内での『最近、スリや置き引きの被害がたいへん増えております。皆さまには十分お気をつけください』というアナウンスを受けての、スリの言葉。「JRは我々の仕事の手助けをしてくれる。このアナウンスが流れると人は反射的に財布のある場所をさぐるのだ」・・・確かにbearing

「夜の果てまで」

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2008年4月24日 (木)

「ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人」(今野敏)

あらすじ:東京・新宿の公演で若い男の変死体が発見された。そしてまた不可解な変死事件が発生し、STの面々が動き出した。事件の背後には、宗教にも似た自己啓発セミナーの存在が浮かんできた。テレビ局の有名女子あなの身に危険が迫る・・・。

ミノルンより借り読み。STシリーズ2作目の作品なので、百合根のドンクサさにかなりイラッとしたangry 私でもそのくらい分かるよ!ってことしばしば(苦笑)。でもストーリーとしては、とても面白い事件だった。ネタバレになってしまうので多くは書かないけど、少なくとも白鷺の「あなたが本当に癒されたいと思ったら、他人の痛みを受け入れるしかないんですよ」という言葉は真だった。”他者の苦しみなど眼中になく、ただ自分のストレスのことばかり気にして生きている。それは犯罪ではなく法律で罰せられることこそなけれど、他人を傷つけ苦しめている。その自覚があればまだましだが、自覚もない”、、誰もが自分をきちんと見つめることが出来れば、犯罪は減るのでしょうね。

「」

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2008年4月21日 (月)

「カノン」(篠田節子)

あらすじ:学生時代の恋人が自殺する瞬間まで弾いていたバッハのカノン。そのテープを手にした夜から、音楽教師・瑞穂の周りで奇怪な事件が繰り返し起こり、日常生活が軋み始める。失われた20年の歳月を超えて託された彼の死のメッセージとは?

・・・全体的には、よく分からなかった。興味を持てず、正直途中で何度か投げ出しそうになったcatface まぁ部分的には、人間心理を巧く捉えてあると思う箇所もあったけど。特に、「人は愛そうと努力して愛することもできるし、感動しようとして感動することもできる。人格も感情も意志によって作り上げることができるし、心の深部に何かを封印し、墓の中まで持っていくこともできる。しかしそうして作り出した情緒は、一時的な気分に過ぎない。気を抜けばたちまち虚無の海に沈む」「日々を駆け抜けることはできても、積み重ねていくのは難しいんですよ」という言葉が心に残った。これは、分かる。。

「カノン」

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2008年4月15日 (火)

「ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル」

あらすじ:大学病院に搬送された男が急死した。医療ミスを訴えたものの民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴をしたため、STが捜査を開始する。その大学病院で研修医をしていたSTリーダーの法医学担当・赤城左門は捜査の過程で、封印していた自らの過去と対峙する・・・。

ミノルンより借り読み。・・・これまで読んだSTシリーズの中で最もST色が薄い作品だったような気がする(面白くないという意味ではなくて、正統派の医療ミステリー作品だったから)。医療モノとして純粋に面白く、大学病院や医師について憤ったり考えさせられたりした。STモノとしても、特殊能力を駆使しての活躍ではなかったけれど、STの結束が固まったいい話だった。STとしてではなく、人間としての赤城が見えた。

「赤の調査ファイル」

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2008年4月14日 (月)

「イコン」(今野敏)

あらすじ:マニアを熱狂させるバーチャルアイドル・有森恵美。主役が登場しない奇妙なライブで、少年が刺殺された。警視庁生活安全部少年課の宇津木真は、仮想現実の世界で生まれたリアルな殺意の真相を探る。電脳メディアに宿る、現代の”聖画”とは?

ミノルンより借り読み。長編だけど、長さは感じない1冊だった。宇津木警部補中心の捕り物かと思っていたら、安積班も出て来て嬉しかったり。そしてどちらの警部補殿も、NET界を理解出来ないオサーンで笑ろたw このストーリー展開だと、「イコン」は「遺恨」でもあるのかなぁ。黒木の「殺人は、親しい順番に疑えというのが鉄則ですよね。殺人者は、一度は被害者を愛したことがあることが多いというのも鉄則です」という意見には、当たり前なんだけど改めて納得した。人は、どうでもいい相手を殺したりしない。殺人は良くない、なんて一般論はとりま置いといて、誰かを殺したいと思う人間は、そこまで深く人と関わろうとしない人よりよっぽど人間的でしょ。。(最近よく聞く「誰でもよかった」殺人は例外。)

「イコン」

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2008年4月11日 (金)

「黒いモスクワ ST 警視庁科学特捜班」(今野敏)

あらすじ:ロシアの捜査当局と情報交換のために急遽出張せよ―。モスクワに到着したSTの百合根と赤城を待ち構えていたのは、ロシア正教会で起きたマフィア怪死事件だった。さらに日本人フリーライターも変死して・・・。

ミノルンより借り読み。百合根と赤城、2人だけでロシア出張~?どんな話になっちゃうの~?と勝手に心配していたが、うまいことみんな合流したsmile ロシアへ行ってもSTは相変わらずSTで、それぞれに活躍だったけど、今回は百合根が主役という印象を受けた。全体的な事件の解決だったり、黒崎(というかST)に対する素直な心情吐露だったり。ST5人と比較すると、百合根のことをついつい”無能な普通の人間”なんて見てしまいがちだけど、この良くも悪くも人間的な存在がやっぱりSTには必要なんだなぁ。6人揃ってこそのSTshine そして最後、もう忘れてたSATの面々の登場には笑ったcoldsweats01

「黒いモスクワ」

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2008年4月 9日 (水)

「ST 警視庁科学特捜班」(今野敏)

あらすじ:多様化する現代犯罪に対応するため新設された警視庁科学特捜班、略称ST。繰り返される猟奇事件、捜査陣は典型的な淫楽殺人と断定したが、STの青山は一人これに異を唱える。プロファイリングで浮かび上がった犯人像の矛盾とは・・・。

ミノルンより借り読み。・・・これがSTシリーズの始まりか、なるほど。初対面から気になっちゃう人たちだー。青山君いきなり大活躍で、ちょっとグロいかもだけど、映像化したら面白そうな事件だった(キャスティングに異を唱える可能性は大だけどねcoldsweats01)。そしてやっぱり私的には、登場人物や事件そのものより、彼らが語る言葉が多々印象的だったわけで。「日本人には無神論者が多いなどと言われますが、それは大きな間違いで、宗教心があまりに深遠で日常と結びついているために、表面的に無神論に見えてしまうのです。日本人はみな祟りを恐れています。日本は治安がいいと言われますが、もともとはそうした宗教観のせいかもしれません。神社を汚すと祟りがあると感じるのが普通なのです。祟りを恐れる気持ちは、現実の法律よりも人々に強く作用することが多いのです」。「社会を営むためにルールを定める。でもそのルールがすべての個人にマッチしているわけじゃない。犯罪というのはすべての個人に内在している。だから、犯罪というのは反社会的ではあるけれど、反人間的ではないんだ」。「人は煩悩から逃れられません。煩悩から離れることを悟りと言いますが、なに、本当の悟りは、煩悩からは決して逃れられぬ我が身の悲しみを知ることなのです」。今野敏、すごい人だ。。

「ST」

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2008年4月 8日 (火)

「マジシャン」(松岡圭祐)

あらすじ:「目の前でカネが倍になる」。参考人らが口を揃えてこう証言する奇妙な詐欺事件が多発。事件を追う警視庁捜査二課の警部補・舛城徹の前に、マジシャンを志す一人の少女が現れる。その少女が語ったカネが倍に増えるトリックとは?

詐欺師、奇術師、、これまで全く馴染みのなかった世界の話で、とても興味深かった。主な登場人物はみな個性的というか特徴的(すぎるほど)で、特に舛城、恵子、飯倉、沙希、マリは、個人としての人となりも、それぞれの人間関係も面白かった。。 ストーリー進行も、ラストまで失速せずに二転三転し、いい意味で裏切られた。・・・いや、悪い意味でも裏切られたかな。ある人物には、ガッカリさせられたdespair あと、自