破線のマリス(野沢尚)
あらすじ:首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う遠藤瑤子は、虚実の狭間を縫うモンタージュを駆使し、刺激的な画面を創り出す。そんな彼女を待ち受けていたのは、持ち込まれた1本のビデオだった・・・。
第43回江戸川乱歩賞受賞作だそうです。・・・う~ん、普通に面白かった(報道業界の話として読む分には、とても面白いと言ってもいいかも・・・)けど、ミステリーとしてはB級。まんまと罠に嵌った瑤子も、巻き込まれて気の毒と言えなくもないけど、そもそも報道関係の人間として裏も全く取らないであんな編集してちゃダメよね。でも「自業自得」と言うにはあまりに酷すぎる結末。。 あ、麻生も然りね。普通の生活って、案外簡単なキッカケで崩壊するんだなぁ・・・と怖くなったよ。 そして盗撮してるのがカレじゃないことは途中から分かっていたけど、真の盗撮者が分かった瞬間の後味の悪さったらもう ・・・そんな話だった。
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