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2008年7月15日 (火)

「神様のボート」(江國香織)

あらすじ:昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。必ず戻るといって消えたパパを待ちながら、ママとあたしは引越しを繰り返す。「私はあのひとのいない場所にはなじむわけにはいかないの」「神様のボートに乗ってしまったから」・・・。

あー、久々に江國作品を読んだけど、相変わらずの不思議な世界。解説に「恋愛の静かな狂気に囚われた母・葉子と、その傍らで成長していく娘・草子の遥かな旅の物語」とあるが、正にそのまま。あのひとと再会するために引越しを続けなければ・・・と思い込んでいる葉子の姿は、美しいともいえるけど、痛々しかったなぁ。でも、人がああいうふうに、何かに囚われてしまう、っていう状態はよく分かる。誰でも多かれ少なかれ、何かに囚われることってある。他人から見れば迷信・妄信でしかないことなのに、本人にとっては大真面目に現実だから厄介だったり。私は基本的に占いやら神やら一切信じない超現実派だけど、それでもウッカリ自分だけの迷路にハマったこともある。。 人間って不思議だね。

「神様のボート」

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