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2008年7月27日 (日)

「千里眼 美由紀の正体」全2巻(松岡圭祐)

あらすじ:記憶を失った女性が手にしていた国防機密の図面。それを巧妙に掠め取った男に対する岬美由紀の過剰な暴力に周囲は困惑する。その様子を分析した臨床心理士・嵯峨敏也は彼女の暴力に一定の傾向があることに気づき慄然とする。そんな中、時折フラッシュバックする相模原団地の風景の謎を解き明かすために現地に乗り込んだ美由紀が目にしたおぞましい情景とは・・・。

まさか、美由紀がこんな過去を抱えていたとは・・・。これまでに書かれてきた美由紀の過去が、偽りの記憶に基づいていたとは・・・。このストーリーまで最初から想定してこれまで書かれていたのか、それとも途中で思いつかれたことなのか、、いずれにしても驚きとしか言いようがない。とてもとても重い話だったけれど、最後、ダビデに救われたなぁ。「待ってました!日本一!」には思わず笑っちゃったし、「困難な過去を背負った人間は強くなる」という言葉を信じる。

「千里眼」

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コメント

うん。
この話は正直、ヘビーだったね。
大どんでん返し!!くらいのショックだった。
でも、前作からヒントはあったんだよね。
最後のほうで、すこしずつ思い出し始める美由紀がいるもんね。

救いは彼女が最後においつめた犯人に対してとった態度。
どんだけ自制心を働かせたんだろうと思う。

そして謎は、友里佐知子はなぜ彼女にだけそういう脳手術をしたんだろうということ。
だって手術できたんだったら、他のひとたちと同じように自分の手足にできたんだもん。
これからもなにか出てきそうな予感だよね。

投稿: yumiko | 2008年7月28日 (月) 00時10分

そう、前作からチラ見させられてたヒントで
薄々どんな過去か予想はしてたんだけどさ・・・
でもやっぱりハッキリ知るとショックだったなぁdespair
これまで私は暴走する美由紀が嫌いだったけど、
少し理解してあげようと思ったよ。。
そして最後の態度は本当に立派だったと思った。
これからの作品も楽しみだね!

投稿: FUH | 2008年7月28日 (月) 23時08分

友里は
彼女をあわれに思ったのでしょうね。
気の迷いだったのかもしれません。

正体であきらかにされた美由紀の過去と
友里自身の過去。
似ている部分もあるし。

本当は記憶を消し去りたかったのは
友里自身の記憶だったのかもしれません。

投稿: グーガ | 2008年7月28日 (月) 23時46分

グーガさん、はじめまして(ですよね?)

>本当は記憶を消し去りたかったのは
>友里自身の記憶だったのかもしれません。

あぁ、そうだなぁ、、って思いました。
自分と同じ匂いを美由紀に感じたんでしょうね。
友里も今思えば、可哀想な人だったかな。。

投稿: FUH | 2008年7月29日 (火) 09時18分

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