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2008年3月18日 (火)

「二重標的<ダブルターゲット>」(今野敏)

あらすじ:東京湾臨海署の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。若者ばかりが集まるライブハウスで、30代のホステスが殺されたという。女はなぜ場違いと思える場所にいたのか?疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。繋がりを見せた二つの殺人標的が、安積たちを執念の捜査へと駆り立てる・・・。

事件の謎解きそのものも純粋に面白かったし、警察内部の上下関係とか意地とかプライドとかの競り合いも面白かったし、安積の私生活についての考察も同時進行し、なかなか読み応えのある話だった。ネタバレになってしまうけど、交換殺人っていうのは、挙げる側にとっては相当厄介でしょうね、動機がないんだもん。。 TVや小説では、名刑事さんがキッチリ片付けてくれるけどさw そして相変わらず、人間モノとしても興味深かった。今回は、須田のセリフ。「男にとって仕事が何であるか、遊びが何であるか―そういうことは、女には絶対に理解できないんです。そして、男にも女の気持ちは絶対に理解できません。男は社会的な生き物なんです。どんな場合でも、女は社会的には生きられないんです」「男と女は、互いに根本的なところで理解できない。なのに、それぞれのやりかたで相手を求める。だから、いつまでたっても、痴情のからむ犯罪が減らないんです」・・・なるほど。須田さんが「絶対」と言うなら、絶対なのでしょう(^^; でも理解できなくても、理解しようとする努力さえあれば、犯罪には至らないと思うんですけどねぇ。。

「二重標的」

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