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2008年3月24日 (月)

「川の深さは」(福井晴敏)

あらすじ:少女を守り、傷だらけで追っ手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは・・・。

「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」も然りだけど、どうしてこの人はこんなに壮大なテーマを手中に収めてしまえるんだろう。頭の中を見てみたい( ̄▽ ̄;) この作品を思う時、国家、組織、サスペンス、アクション、熱さ、爽やかさ、、いろんなキーワードが思い浮かぶ。憤り、寂しさ、微笑ましさ、感動、、いろんな感情に出会う。ちなみに最近読みまくっている今野敏と雰囲気は違うんだけれど、ストーリーの面白さに加えて、心理的真理を教えられることが多いのは共通している。「あれほど渇望した余暇も、腐るほど与えられれば本当に腐らせてしまうもので、自由を満喫するには、その何倍もの不自由が必要不可欠である」「他人に自分を任せちまうってのはよくねえ。疲れるばっかりで、いつか空っぽの自分と向き合わされることになる。そん時になって、初めてわかるんだ。自分を救えるのは自分だけだってな」・・・いちいち、深いのです。タイトルの意味も。さて、私の目の前を流れている川の深さは?もちろん。。

「川の深さは」

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コメント

FUHさん、こんにちは♪
この本、私も好きです。
そういえば福井氏の本を長く読んでいないのに気付きました。また読んでみたいです。
ふと思い出したのですが少年少女が隠れてるときに作った料理とは言えない料理。やけに美味しそうだった・・・
何で私はお話のもっと深いところを思い出せないんだろう(;´Д`)

投稿: あばた | 2008年3月24日 (月) 22時05分

あー、はい!料理とは言えない、あの料理ですねー。あのシチュエーションだったからかもしれませんが、本当に、えらく美味しそうでした。。 そこを思い出すなんて、ナイスセンスですよ!w
ラストは「終戦のローレライ」に近い匂いがして、あー、私はやっぱり福井氏の作品が好きなんだなぁ、と改めて思いました。時が経つとまた読み返したくなる作品たちですねconfident

投稿: FUH | 2008年3月25日 (火) 12時42分

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