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2007年12月30日 (日)

「がんばらない」(鎌田實)

オカンより借り読み。著者はお医者さんで、諏訪中央病院の院長として地域医療に携わり、またチェルノブイリの救護活動にも10年間参加した方。たくさんの体験談を基に書かれたこの本、とても興味深く面白く読んだ。鎌田先生、こんな人が近くにいてくれたら、闘病者の気持ちはだいぶ違うと思う・・・。

癌に罹った青年が「俺がときどきわからぬことをいうのも、また家族にあたりちらすのも生への闘いなのだ。生きたいからがんばっているのだ。怒る気持ちも消えて、何もいえなくなってしまったときは、病気との闘争心をなくしてしまったときなのだ」という言葉を残していた。彼の気持ちを思い、また自分のことをも思った。知ってる人は知ってる話だけど、私は鬱で通院していたことがあります。今でもふとした瞬間、症状が出ることがあります。このブログは親も読んでいるので詳しいことは書かないけど(^^; ただ私が言いたいのは、私が病気に罹るのは、一生懸命生きているが故だということ。いいかげんに生きていたら、ガッカリすることもないでしょう。そして分かってほしいと思うのは、心の病気も、体と同じように病気だということ。「あなたは頭もいい。見た目も悪くない。友達だってたくさんいる。それなのに鬱になるのは贅沢だ」「あなたよりもっと悲惨な状況の人もいるでしょう。見てごらん」的な励ましや叱責は、的外れなんですよ。そう思える人なら、最初っから病気になんてならない(--; 自分の力ではどうしようもないから、病気なんですよ。でも私は、本当は、生きていたいんですよ。。

おっと、話が脱線した(^^; この本はとにかく、医療や死の現場にありながら、そこにあるのは悲しみや辛さ以上の優しさや明るさなのです。「がんばらない、がんばらない。これまでよくがんばってきた、もうがんばらなくていいよ、きみはきみのままでいいんだよ」という鎌田氏の言葉は、私自身も待っている言葉です。「がんばらない」は、本当に頑張らない人のための言葉ではない。本当に頑張った人だからこそ、与えられる言葉ですよね。

「がんばらない」

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