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2007年2月28日 (水)

2007・2 読書記録。

「命」「魂」「生」「声」(柳美里)

「命 四部作」、全4冊。・・・本当に、重かった。読むのがしんどくて、なかなか進まなかった。途中、気持ち的には拷問に近かった。読んでしまおうか、やめようか、、こんなに本気で迷った本は初めてかもしれない。柳さんに自分と似た部分を見つけるたびに、そして苛酷な現実を目の当たりにするたびに、苦しくなった。東さんをもっと早く検査に連れて行かなかったことを悔やむ柳さんの姿に、そして「わたしはあと二年で死んでもいいですから、東由多加をあと二年生かしてください。なんとか丈陽と東由多加と三人で二年間生きたいです。神さま、どうかわたしの祈りを叶えてください」という柳さんの祈りに、本気で泣いた。・・・読んでる間、ずっと苦しかったけど、苦しみの中に、真実の言葉も見つけた。「幸福というのは、自分を説き伏せ納得させて実感するものではない。なにも考えなくても、感じるものなのだ」。「あるひとの存在をこころにとどめる。愛するということはその思いを行為に変えることではなく、思うことそのもの。待つ時間を経ても色褪せず、萎れない花をこころに咲かせる人は、花を持たないひとより多く裏切られ、疵ついているはずだ」。東さんが柳さんに言った「おれにとって 好きだということは話したいということなんだよ。おれはあなたと話したい。話すことがなくなったら 話したくなくなったら その関係はおしまいだと思うけど おれとあなたはずっと話しつづけると思うよ」という言葉にも、静かに感動した。

「氷点」㊤㊦(三浦綾子)

あらすじ:辻口病院長夫人・夏枝が青年医師・村井の思慕の言葉に耳を傾けている間に、3歳になったばかりの娘ルリ子は殺害された。夏枝への屈折した憎しみと、「汝の敵を愛せよ」という教えへの挑戦とで、辻口は殺人犯の娘を養女に迎える…。

なんとなく話は知っていたけれど、下世話なところが全く感じられない文章で、読んでみてよかったと思った。辻口、夏枝はじめ登場人物皆の葛藤やら屈折した感情やらも興味深いものだったが、何より私は養女・陽子にいつも心引かれた。つらい時はいつも、「汗と涙は人のために流しなさい」という言葉を思い出して、にこっと笑ってみる陽子。「わたくしは少し困難なことにあいますと、すぐにおろおろしたり、あわてたり、べそをかいたりいたします。けれども、それはちょっと雲がかかっただけで、その雲が去ると、太陽が再び輝くのだと知っておれば、わたくしたちはどんなに落ちついて行動できることでしょうか」という大人びた言葉、、私は陽子からいろいろ教えられた。

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2007・2映画鑑賞記録。

「バブルへGO! タイムマシンはドラム式」

正直、全然期待してなかったんだけど、、これが思いのほか面白かった!バブリーな時代を少しでも知ってる世代だったら、結構ハマると思う。小ネタがことごとく面白いんだよねー。「ヤバイ」とか「ありえなくない?」とか、阿部寛と広末涼子の掛け合いが絶妙だったw 豪華(?)ゲスト陣もツボだったww

「守護神」

無駄に長い、最後まで集中力がモたない、もったいない。1番の見せ場として作っているはずのラストシーンも、展開が”読め”すぎる、もったいない。ケビン・コスナーはやっぱりイイ役者だと思うだけに、脚本をもうちょっと練ってほしかった、もったいない。・・・と言いつつ、私、”見せ場”の後の静かなシーンで泣いてましたけどね( ̄~ ̄; 「うん、きっと泳ぎ切ってるよね、釣りして暮らしてるよね・・・」って、、自己暗示。そして作品自体云々というより、改めて”沿岸救助隊”という仕事に対して感動した。。

「どろろ」

去年試写で寝てしまったのでリベンジ、再鑑賞( ̄~ ̄; ・・・おお、なるほど、前回私が寝てしまった箇所は、ストーリー的に1番重要なとこだったのねー(^^; でも今回、連れが同じ箇所で寝てしまった(ちょっとだけど)ということは、やっぱあの辺りは面白くないのか?? 全体的には、前回観た時は私はとにかく「原作の方がずっといいじゃん!なんだよ!」っていう典型的手塚ファン反応だったんだけど、今回はそれなりに受け入れられた。ちなみに館内の雰囲気も、そんなに盛り上がってはなかったと感じた。。怪獣のとことか、貴一の特殊メイクとか、やっぱ笑われてたし。。でも子供(小学校低学年くらい?)にはウケてたなぁw キャストについては、改めて妻夫木はイイな、と思った。ルックスもイイし、何より上手い!中井貴一と原田芳雄も当たり前だけど上手い!!しかし柴咲が相変わらず私には受け入れられない。明らかに1人だけ、芝居が浮いてる(スンマセン)と思うのは、私だけでしょうか?(--;

「墨攻」

そもそもアンディ・ラウ好きだし( ̄▽ ̄) 優しく強い男、めっちゃカッコよかった。アンディ始め、キャスティングよかったなー。アホそうな王様、意外とイイ奴だった息子、弓の上手い人、みんなよかった。作品自体も、戦い物だからちょっとしんどかったりもしたけど、なかなかよかった。当たり前のことだけど、愛・信・平和、、大事なことだ。。

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