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2006年12月31日 (日)

2006・12 映画鑑賞記録。

「武士の一分」

・・・キムタク、最初のひと言目のセリフでもう馬脚現しまくり。ホント演技下手やなー。前半1時間は本当に観るに耐えなかったけど、後半はまぁなんとか。。妻役の人が結構良かったし、TOTAL的には「まぁまぁ」という感じかな。キムタクじゃなかったら、ちょっと泣けたかも。。(--;

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2006年12月 2日 (土)

2006・12 読書記録。

「うつくしい子ども」(石田衣良)

ジャンルとしてはミステリーなのかなぁ。殺人事件の犯人として補導された13歳の少年の兄の孤独な闘いと成長を描いた作品。「手紙」じゃないけど、犯罪者にも家族がいるわけで、その人たちも苦しみを強いられるわけで、、。この14歳の兄が「がまんしてがまんして、それでいつか終わりがくる。人生ってそんなものかな。もっといつか輝くときが、真夏の熱風に全身を吹かれるみたいに、なにもかも笑いとばせるときがこないんだろうか」と考える場面が心に残った。

「駆ける少年」(鷺沢萠)

短編集。表題作は泉鏡花文学賞受賞作だそうだ、が、私的にはあまり印象に残らんかった(´~`;)

「嫌われ松子の一生」㊤㊦(山田宗樹)

上巻は淡々と読んでたんだけど、下巻の後半で結構泣いちゃった。なんでかなぁ。。 松子はちっとも、特別な人じゃない。普通の女性だ。一生懸命生きて、愛しただけ。私にも”松子”的要素は多々あると感じた。しかし、ちょっとしたことがキッカケで、人生ってどう変わるか分からないね。。そして、やっぱり何が起こるか分からないから、1日1日を大事に生きようと思った。

「ナースマン」(小林光恵)

新米看護士物語。・・・もうひとつ、物足りない。

「ビタミンF」(重松清)

短編集。「人生の”中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール」だってさ、ありがとさーん( ̄~ ̄;) 「無関心と知らん顔ってのは、ぜったいに違うんだから」って、分かっててほっといた方がいいこともあるってこと、ちょっとなるほど。

「水曜の朝、午前三時」(蓮見圭一)

45歳の若さで逝った翻訳家で詩人の四条直美が娘のために遺した4巻のテープ、そこに語られていたのは・・・。「『こんな恋愛小説を待ち焦がれていた。わたしは、飛行機のなかで、涙がとまらなくなった・・・』児玉清氏、絶賛!!」という帯につられて買ったんだけど、私的には???

「あいたい気持ち」(狗飼恭子)

19歳の誕生日を目前にして、琴子は<ここじゃないどこか>に思いを募らせる・・・。ストーリー自体は正直どうということもなかったけれど、気になる言葉が沢山あった。「あんまり嫌な夢だったので、目が覚めた瞬間に忘れた。忘れることにした。二度と思い出さないでいられれば、それは忘れたのと同じだ」、「植物になろう。ずっとそう思ってた。殺生しないと生きていけない人間よりも、植物に近い存在のつもりだった。でも植物は、踏まれても摘まれても折られても、何も言わない。踏まれた自分を、可哀想だなんてけして思わない。つらいなんて泣いたりしない。自分を哀れんで、誰かを憎んだりしない。私は、ちっとも植物なんかじゃない。私は最初から最後まで、すごくすごく人間だった」・・・なるほど。「彼女を愛することで、僕は僕を取り戻しました。そして彼女を失って、僕は僕をなくした」、「私はとても幸せだ。いつか必ず終わりが来るのに、なぜ人は恋をするんだろうってずっと思っていた。その答えがやっと分かった。愛されていた、ただそれだけのことで、人は最期に笑うことができるのね」、「最後の瞬間に笑えるように、とびきりの顔で笑えるように、私も誰かを思いきり愛したい」、「待つだけじゃなくて、迎えにいける私になろう」・・・分かる。「琴子さんは、今、何をしているんですか?」「生きてるだけです」「だけ、なんて言うものじゃないですよ。生きることが一番難しいんだから」という会話もなんかよかった。

「100万回の言い訳」(唯川恵)

士郎と結子は結婚7年、平穏な生活で仲は悪くない、だけど何か足りない・・・。唯川恵作品は基本的に好きなんだけど、これはまた面白かったというか、考えさせられる話だったというか。「今はもう以前ほど喧嘩はしない。たぶん、互いの距離をうまく取れるようになったからだろう。それは、相手を怒らせないよう気を配るというより、相手を怒らせることで自分が不快な思いをしたくないという一種の知恵のようなものだ」・・・なるほど。「壊れたことを想像して悩む前に、しておくことがたくさんあるのではないか」・・・私、こーいうとこあるな(´~`;) 「僕は、いつだって、その時々で最善の努力をする。後になって、あれで本当によかったのか、なんて考えるのは、作品に対しても客に対しても失礼ってものだろう」、これはデザイナーが作品について言った言葉だけど、人間についても同じことだと思った。私は人に当たって、そうありたい。「今まで、後悔することがない相手ばかり探していたけど、初めて、後悔しても構わないって思える人と出会えた」・・・胸を張ってこう言えれば素敵だね。

「感情教育」(中山可穂)

那智と理緒、傷つくことにすら不器用な二人が出会い、存在の根源をゆさぶる至高の恋が燃え上がる・・・。これって同性同士の愛なんだけど、ちっとも嫌な感じじゃなくて、むしろハマって読んだ。那智、理緒、それぞれの複雑な生い立ちも丁寧に描かれていて、それだけに2人の出会いを、そして自然体でいられることを、愛し合う気持ちを祝福し、どうなるのかとドキドキした。人妻で母親でもある那智を諦めようとする理緒の葛藤、「子供と一緒なら那智は幸福に決まっている。那智は自分のように孤独にまみれているわけではないのだ。自分にしてあげられることはもう何もない。ただ祈るだけだ。那智がもう泣くことのないように。そのためなら自分は一生ひとりきりでもかまわない。春の桜も、夏の花火も、秋の紅葉も、クリスマスツリーも、誰とも一緒に見なくてもいい。ひとりで見るのがつらすぎるなら、今年から自分はもうそんなものは見ない」という独白には泣けたな。。

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